秘密の妊活日記~私と赤ちゃんが出会うまで~

妊活で分かった夫の無精子症からの奇跡を書いたブログ

長い長い一日

検査が進むにつれて

だんだんと不安になり始めていた。

 

タイミングをみてもらい授かると

思っていたのに授からない。

 

フーナー検査をして大丈夫と言う言葉

が返ってくると思いきや精子が見られない。

 

そして、今、、、


私達夫婦は
夫=マルオの精液検査の結果を待っていた。

 


大丈夫
大丈夫
大丈夫

 

 

「マルオさーん」

 


マルオだけが呼ばれた。
だけど私も後ろから一緒に、
ついて行った。

 

でも扉の先に入れたのはマルオだけ。。。

 

奥様は少々お待ちください…

 

その時の看護師さんの顔から
良くない状況を察した。

 

怖い
怖い
怖い
神さま。。。

 

扉の向こうでマルオは何を言われ、
何をされ何がおこっているのか。。。
怖くて怖くて仕方なかった。

 

待ってる時間は20分ほど。
長い長い20分間。
アイフォンのメールに扉の向こうのマルオから
連絡がはいる。

 


「ダメだった」

 

そのメールを読んだ5秒後に

「マルコさん」

私の名前が呼ばれた。


マルオの顔を見ることはできなかった。
みると泣いてしまいそうだったから。

 

そして淡々と看護師さんが
どのような状況なのか説明してくれた。

 

 

 

精子の確認が出来ない...

 

 


もしかすると

取り乱して泣き出す人も

いるのかもしれない。

 

 

でも私は取り乱す事なく

何の感情も持たずひたすら

看護師の話す事を聞いていた。

 


精子がない。

 


子供。。。

出来ない。。。。

 

 

 


誰かが言っていた。
マイナスな事を考えると
そちらへ流され。。。
それが本当になってしまうと。

 


私のせいだ・・・

 

 

私は心のどこかで
きっとダメなんじゃ
と思っていた

 


…ような気がする。

 

 

慰めのごとく。。。

看護師は

今回確認が出来なかったけど

人によっては時間を置いて

再度検査すると精子が確認できる

場合もある。。。と

なので再度検査しましょうと。

 

 

そう言われたけど

私は、、、

きっとマルオも、、、

2度目の検査でも結果は

一緒だろう。と思っていた。

 


なぜなら

フーナーテストでも0だった

から。

 

すでに今回が2度目なのだから。

 


私とマルオはこの事について
話す事はなく
それぞれの用事がありその場で
別れた。

 

だけど私達はそれぞれ
同じことをしていた。

 

 

精子

 

 

今まで考えもよらない

この「事」について

ひたすら調べた