秘密の妊活日記~私と赤ちゃんが出会うまで~

妊活で分かった夫の無精子症からの奇跡を書いたブログ

妊活〜終えて〜

マルオが手術を終えて

私の元へと戻ってきたのは

17時30を回ろうとしていた時だった。

 

 

 

マルオは小さな声で

多分ダメだと思う。。。

と言った

目が少し赤くなっていた。

 

 

 

私は彼の肩をさすりながら

大丈夫だよ!

と言うのが精一杯だった。

 

 

 

そして、

マルオはトイレに向かった。

手術後は必ずトイレに行ってくださいと

言われていた。からだ。

 

 

 

程なくしてマルオが帰ってきた。

何か食べないと。。。と言った。

手術をする為に朝の9時以降何も

食べてないマルオに

今朝作ってきた梅干しオニギリを

渡した。

いつもならペロリと食べるのに

半分食べて机においた。

食欲がない。。。とのこと

 

 

 

私はマルオに

手術は痛かった?

今はどんな感じ??

などと質問をした。

 

 

 

マルオは

手術に入る前の麻酔は痛かったけど

手術は全く何も感じなかったよ。。。

今は鈍痛がしているよ。。。

などと穏やかに答えてくれていた

 

 

 

そして、、、

スッーと私の肩にもたれてきた

 

 

 

私は、あまりよくない結果に

落ち込み、鈍痛もありで

なぐさめて欲しさに

肩にもたれかかってきたのかなと

一瞬思った。

 

 

 

でも明らかにマルオの様子はおかしく

顔を見るとそこには血の気が引き

真っ青になり

目の視点が合わずまるで

イッてしまっている顔があった

 

 

 

私は周りの患者さんを無視して

受付さんに向かって

大きな声で

 


〝すいません!!!様子が。。。〟

 


と叫んだ。

看護師さんがすぐに駆けつけてくれた。

脈を計りマルオに話しかける

 


〝おトイレ行った後かな?〟

〝大丈夫!大丈夫!!〟

 


と言ってマルオの背中をさすってくれた

私もマルオの肩をさすったり

首元に手を置いたりした

 


あまりにもビックリして私は

ボロボロと泣いてしまった。

 


看護師さんは

 


ずっーと緊張してたもんね!

頑張ってたもんね!

 


と言って手術室でもマルオの血圧が

高かったこと(緊張のせいで)

 


そして、トイレに行って尿を出したことで

血圧が急に下がったことなどで

クラっときてしまった

良くあることだから心配ないよ

意識ちゃんとあるからね~

と優しく教えてくれた。

 

 

 

その優しさと目の前でグッタリして

いるマルオを見ていると

さらに涙が溢れてきてしまった

 

 

 

マルオは汗をグショリかいていた

そしてベッドで少し休ませてもらう事にした。

 

 

 

マルオがベッドへ運ばれてすぐに

私は立っていられるなくなった。

呼吸もしずらくて目の前が白くなる

ような感覚があって

これは貧血だ!!とすぐにわかった。

伏せっているとそこに受付さんが

来てくれて

私もベッドで横にならせてもらった。

 

 

 

ベッドで寝かせてもらってる間、

マルオがスッーと倒れてきた残像が

ずっと頭の中から離れず

私はタオルを目の上にあてて

またそこで泣いた。

 

 

 

5分ぐらいして

 


〝しっかりしなきゃ〟

 


と自分に言い聞かせた起き上がり

看護師さんに大丈夫だと!!伝え

待合室の定位置に座った

 

 

 

そして、マルオが戻るまで

薬局でマルオの薬を買いに行き

マルオを待った。

 

 

 

夕方の6時を回った辺りで

マルオが戻ってきた。

顔には赤みがさしていて安心した。

 

 

 

お会計

マッピングをしたので

約16万ほどプラスでかかった

 

 

 

まったく惜しくもない金額だった。

むしろ一生懸命にやってくれた

先生達に感謝しかなかった。

 

 

 

私達はタクシーで病院から近くにある

予約したホテルに向かった。。。