秘密の妊活日記~私と赤ちゃんが出会うまで~

妊活で分かった夫の無精子症からの奇跡を書いたブログ

妊活〜3回目の採卵〜

やってきました。

3回目の採卵当日の朝です。

 

 

 

毎度毎度のことですが

わたしは採卵がとても苦手です。

 


怖くて

怖くて

吐きそうです。

 


。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 


朝から飲まず食わずの状態で

マルオと共に

クリニックへ向かった。

 


道中会話はほとんどなく

 


〝のど乾いて気持ち悪い、、、〟

 


とだけマルオに伝えた。

クリニックへ到着すると

熱を計り

トイレを済ませ

息つく間もなく

 

 

 

〝では行きましょう!〟

 

 

 

と看護師さんに言われ採卵室へ、、、

一緒にいたマルオに

〝行ってくるよ!〟の挨拶も出来ぬまま

あれよ、あれよというまに気付けば

手術台に、、、、上っていた。

 


あれれ、、

こんなに早かったかしら、、、?

ドアが開き先生が入ってきて

 


〝じゃあ はじめましょう〟

 


の合図で

局所麻酔をされ電気が暗くなった。

 


ここまでなんとも超スピーディー。

私がこの工程に慣れてきたという事

なのかもしれない。

 

 

 

そして始まった採卵。

 

 

 

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痛ッーーーーーー!!!

 

 

 

これこれ!この痛み。

私にとって本当に辛い

激痛、、、

 


このなんとも言えない

生理痛最上級の痛みが下腹部全体に

ズンとくるのがたまらなくつらい。

 

 

 

〝腰を浮かせないようにねー〟

 

 

 

と言われ耐えていたが

あまりの痛みで

一度ビックと腰が動いてしまった。。。

 

 

 

〝あぁ、、、〟

∑(゚Д゚)

 

 

 

先生の動揺した声。。。

 

 

 

動かないで!!!!

 

 

 

と言われ泣きそうになりながら

耐え忍んだ。

 

 

 

はい! 終わりだよーーー

 

 

 

この瞬間

世の中で一番好きな言葉は

〝終わり!〟になりました。。。

 


一緒にいた看護師さんに

〝こんな痛かったでしたっけ?〟

と問いベッドへとヨロヨロ戻り

着替えて休んだ。

 


下腹部にはまだ衝撃的な痛みが

ジンジンしていて動きたくなかった。

 


程なくして

看護師さんがやってきて

こちらも毎度のごとく私に

カードを見せてきた。

 

 

 

〝採卵できました〟

 

 

 

と書かれたカード。

それを見て安心した。

あの痛みに耐えたのだから

さぞかしたくさんの卵が取れたのではと

想像しながらベッドで休んでいると

今度は培養士さんが訪ねてきた。

 

 

 

〝今回採卵できた卵ですが、、、〟

 

 

 

〝1個でした〟

 

 

 

耳を疑った。

1個と聞いて信じられなかった。

もしかして

誰かと間違えているのではないか?と

疑いたくもなった。

 


今回は低刺激での治療で自然周期では

無かった。

精子が少ないため、たくさん卵を採卵

しても無駄になってしまうからと

言うことで低刺激だけどあまり多くの

卵を作らないようにしながらの治療だった。

 


卵胞はいくつかあったのに、、、

あんなにいっぱいハリを刺されたのに、、、

私なら

絶対3.4個いや、5.6個はいけると

思っていたのに、、、

 

 

 

現実は1個の採卵。

 

 

 

卵が無事に1個でも採卵出来ることは

すごくありがたいこと。

分かってはいるけど

1個と聞いて今までにないほど

落胆してしまった。

 


おそらく自然周期で1個の卵だけを

採卵すると分かっていたのならば

こんなにも落ちはしなかっただろう。

 


下腹部が更に痛みを増す感じがした。

 


続けて培養士さんは

マルオの精子について説明してくれた。

当日の精液検査で精子が

確認出来なければ

あと2本ある凍結精子を全て使うと

いう確認だ。

 

 

 

〝もちろん!使ってください!!〟

 

 

 

と振り絞ってお願いした。

 

 

 

誰もいなくなり天井を見ながら

頭の中を整理した。

卵は1個。

 


マルオの精子は果たして凍結した

中にいるのか?いないのか?

 


もし、いたとしてそれが

動いているのか?いないのか?

 


とんでもない究極な賭けをしている

ように思えて吐き気がした。

 


気分も最高潮に落ち

気付けば

〝子供のいない生活〟という

内容を綴っている人のブログを

読んでいた。

 


ベッドで横になり2時間がたっていた。

下腹部の痛みは

かなり減り診察へと移った。

診察室の扉を開けると

 

 

 

〝あれ?1個だったのかーー!!!〟

 

 

 

診察室へ入っての先生の第一声に

またしてもガクンと落ちた。

 


きっと先生もこの子なら

2.3個は採れてるはずと

思ったに違いないと、その声を聞いて感じた

 


そして今後の流れを説明された。

今回は低刺激ということで

子宮のダメージを回復するため

もしきちんと受精して

分割できたのなら

受精卵は〝初期胚〟の時点で

凍結し、次の周期で移植する。

 


という流れでいくようだ。

 

 

 

まずは明日

受精の確認をするように言われた。

 


ものすごい関門がまだまだまだ

たくさんある。

 

 

 

どうか、、、

精子が居ますように。。。

 


どうか、、、

受精が出来てますように。。。。

 


ただ、ただ祈るしか無かった。