〝今度は午前中と午後にそれぞれ
採取して調べてみましょう〟
ということで
マルオは初めて1日2回の精液検査を
受ける事になった。
本当に精子っていったい何者なのか?
何年も何年も付き合ってますが、
掴めない本当にたいしたヤツです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
マルオは朝から家とクリニックの
往復を何度と繰り返し
昭和のスター並の忙しさだった。
今、このクリニックではコロナ対策で
院内での精液検査が出来ない為、
家で採取して持って行かなければ
ならない。
つまり、2回採取するマルオは
家とクリニックの往復を2度しないと
いけないのだ。
汗だくになりながらも
マルオの1日2回の検査は無事終了した。
〝残念ながら、、、いませんでした。〟
たくさんかいた汗も虚しく
マルオは先生から残念なお知らせを
告げられて帰宅した。
もう言われなれてしまった
〝いませんでした〟の7文字
でもまたいつか
〝いました〟の4文字が
聞ける事を願って
今はただ
出来る事をやり
検査を何度も何度も
繰り返し受けるしかない。
精子は本当にたいしたヤツです。