〝はい!培養室です〟
採卵してから
4日目の電話確認。
いつものごとく
名前とI.D.を伝える。
毎度のごとく培養土さんは
迷いなく話しはじめるが、、、
今日は名前を言ったあとの
培養土さんの第一声
〝卵の状態なんですが、、、〟
この一言だけで
あっ、、、
結果が良くないんだ。。。と察した。
そして、
培養土さんは続けて
7分割していた卵なのですが
その後、何も変化が見られず
分割停止状態になってしまってます。
つまり、、、
この卵はもう難しいということ。
ただ、まだ卵は生きているので
もう少しだけ見させてくださいと
言われた。
そして
その他の何も変化のない卵に
関しては、やはり今日も変化は
何も見られない為こちらも
全て難しい、、、とのこと。
最後に残された
少し遅れて顕微授精をした卵に
ついても変化見られず、、、
といったようすで
経過待ちとなった。
変わりばえのしない卵達は
おそらくこのまま
何も変化無く茶色に変色し
終わっていくだろう。。。。
〝また〟
採卵をして顕微授精を。。。!!
文章にするととても簡単に書けるのに
実際に行動をおこすとなると
ものすごくつらい。
体も、心も、お金も、、、
色々とすり減る。
精神的に追い詰められる。
世の中にはこの
採卵を4回、5回と頑張っている
女性もいる。
とても尊敬する。
私がこの国で一番力のある人物
だったのなら、、、
赤ちゃんを望んで頑張っているママに対して
2回目以降の採卵者には採卵補助を
渡してあげたいくらいだ。
マルオは
〝俺は今回ダメでも、最終的には
子供は出来ると思ってるよ!〟と言った。
ほんとに、その通りだと
私も思った。
私達は色々不可能だと言われてきた
事を乗り越えてきた。
終わりの見えない
この道のりはまだまだ続く。。。。